猫ちゃんの選びかた
子猫にばかり人気が集中することが多い譲渡会。子猫はなんといっても可愛さ抜群!そして一番長いあいだ一緒にいられる。子猫を選ぶ方が一番多いのは当然ですよね。わかっていますよわかっていますとも...。でも、でも!大人の猫にもいいところがいっぱいあります。これから長い間一緒に過ごす「家族」をお迎えするのですから、子猫に限らず、おおとなの猫も含めて、できるだけご自身ににあった猫を選んでほしいと思っています。
では自分にあった猫を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?
子猫のいいところは、先ほども言いましたがなんといっても可愛いことですよね。ただ、子猫はなんの病気を持っているかが未知数です。あとからこんな持病があったと発覚することも。また性格についてもまだどんな性格なのか、子猫の時点ではあまりわかりません。
それにくらべて若い猫(半年〜2歳まで)や成猫(2歳〜)は病気の有無もはっきりしてきます。性格については、2歳くらいまでにははっきりわかっていることが多いため、飼うときにどんな環境にしてあげたらいいか、どんな接し方をすればいいかの対策がしやすいです。成猫の魅力はなんといってもそこに尽きます。構ってほしいタイプの猫もいれば、一人が好きな猫、おしゃべりな猫、誰とでも仲良くなれる猫もいれば、特定の相手としか仲良くなれない猫もいます。そのあたりがはっきりしているため、飼い主さんにとっては、自分の性格やライフスタイルにあった猫を選ぶことができます。子猫ではそうはいきません。
子猫や若い猫のうちは沢山一緒に遊んで楽しかったのに、おとなになったらパッタリ遊ばなくなった...なんてこともよくあることです。若いから遊んでいただけで性格ではなかった、とがっかりすることもありますので、猫と元気いっぱい遊びたい!という方は子猫や若い猫を選ぶ際には注意が必要です。
また成猫になると、子猫や若い猫にくらべ、走り回って遊ぶということが減り落ち着いてくるため、穏やかな生活をしたいという方は、成猫を選んではどうでしょうか。
またご高齢の方は、猫の看取りも見据えて、ある程度年齢がいった成猫を選ぶのもおすすめです。飼い猫の寿命は13〜16年と言われていますが、最近は医療の発達に伴い、20年以上生きる猫も増えてきています。その最後の見取りまで考えて、猫を選ぶのも大切なことです。